エポキシ系舗装材 暴露部

ヤトミック N/S フロアー

製造元:ペトロケミカルス株式会社

「ヤトミックN/Sフロアー」は、エポキシ樹脂と配合硅砂を最適に調合し、その特長を最大限に生かしたデッキコンポジションです。

タイプ

エポキシ樹脂系舗装材

特長

  1. 耐摩耗性、耐衝撃性に優れ、対圧縮性及び接着力が強大です。
  2. 耐酸、耐アルカリ及び耐油性に優れています。
  3. 防食性に優れ、また、耐候性にも優れています。
  4. 吸水率が極めて小さい。
  5. 施工方法は、左官コテにて施工し、厚みの増減は自由にできます。また、砂を散布(ニート工法)し滑り止め仕上もできます。
  6. 鋼材、木材、コンクリート等の種々の材料によく密着します。

用途

  1. カーフェリーの車両甲板、船首甲板、船尾甲板、居住区外部通路、ランプウエイ等。
  2. 艦艇、漁船、曳船、作業船等の暴露甲板。
  3. 貨物船、タンカー、フェリー、遊覧船等の外部甲板。
  4. ヘリコプター発着甲板、格納庫及び外部通路。
  5. ポンツーン、海洋構造物の作業甲板等。

物性

試験項目 結果 試験方法
引張接着強度(kg/㎠) 83.5(材料破損) JIS K-6830に準拠
曲げ強度(kg/㎠) 165.5 JIS K-6911に準拠
引張強度(kg/㎠) 67.5 JIS K-6911に準拠
圧縮強度(kg/㎠) 355.9 JIS K-6911に準拠
局部圧縮強度(kg/㎠) 4500(約 1.6mm 深さに凹む) 各鉄板
シャルピー衝撃強度(kg/㎠) 1.9 JIS K-6911に準拠
摩耗試験(mg) 1221 摩耗輪 H-22 荷重 500gr 回転数 1000回
引張剪断強度(kg/㎠) 86.6 JIS K-6850に準拠
吸水率(wt%) 0.30 JIS K-6911に準拠
吸油率(ガソリン)(wt%) 0.2 JIS K-6911に準拠
接着強度(kg/㎠) 14.5 垂直引張(鉄に対して)
冷凍、煮沸交互反復試験 亀裂、剥離なし -5〜-55℃冷凍3時間、
80〜85℃煮沸 15分間、交互反復 20回

⼯程

工程 使用材料 配合比 使用量
(kg/m2
施工方法 荷姿 備考
1 プライマー バンノー500 (2coat)
0.30
刷毛
ローラー刷毛
乾燥・硬化後、次の工程へ移る
2 タックコート N.Sコンパウンド(主剤)
N.Sコンパウンド(硬化剤)
2
1
(1coat)
0.20
左官コテ
刷毛
8.0kg/石油缶
4.00kg/角缶
3 ベースコート N.Sコンパウンド(主剤)
N.Sコンパウンド(硬化剤)
硅砂
2
1
15
(5mmt)
10.50
左官コテ 8.0kg/石油缶
4.00kg/角缶
30kg/防水袋
タックコートが未乾燥の内に施工する
4 仕上げ材 E/Eシーラー(他) 一液性 (2coat)
0.70
刷毛
ローラー刷毛
5kg/丸缶&
20kg/石油缶
内容物を良く攪拌後、塗装する

施⼯断⾯

施⼯例

▲調理室N/Sフロアー
  ▲暴露部N/Sフロアー